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【防災月間】秋の防災イベント開催!~“もしも”の準備できていますか~

9月1日は「防災の日」です。 「防災の日」は、大正12年(1923年)9月1日に発生した関東大震災、昭和34年(1959年)9月に襲来した伊勢湾台風などをきっかけとして、地震や風水害などの災害に対する知識を深め、心構え等を育成するため、昭和35年に定められました。
(参考:東京消防庁ホームページ)

パソナグループは「防災の日」を含む9月を「防災月間」とし、社員の防災意識向上を図るため、9月中旬に東京と淡路島で防災イベントを実施しました!

今回はイベントの様子を一部ご紹介すると共に、イベント企画者へのインタビューをお届けします。
ご自身の、そして大切な方々の命を守るため、「いつか」ではなく「今」、防災について考えてみませんか?

■PASONA SQUARE(東京・南青山)防災イベント:9月11日
東京消防庁 赤坂消防署にご協力をいただき、様々な防災体験が実施されました。社員だけでなく、パソナファミリー保育園の園児たち、近隣の学校などにもお声がけをし、多くの方にご参加いただきました!

・初期消火訓練
初期消火訓練では消防隊員の方から消火器の使い方などの説明を受け、「火事だー!」という掛け声のあと、火に見立てたパネルに水を放射し(訓練のため水を使用。実際は消火剤)、消火体験を行いました!

消火訓練のポイント ~消火器の使い方を知ろう~
①避難路を確保し、消火器を火元の近くに運ぶ 
(燃えているところには近づきすぎず、適切な距離を保ち初期消火するようにしましょう)
②安全ピンを抜く
③ノズルを火元に向ける
④レバーを握る
⑤放射する(火の根本に向かって放射することがポイントだそうです!)

参考:東京消防庁ホームページ
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/office_adv/jieishobo01.htm

・起震車体験
起震車とは地震を体験することができる車両です。起震車で、地震発生時の状況を体験し、取るべき行動や心構えを学ぶことが出来ました。震度6弱を体験した方などから、想像以上の揺れに「こんなに揺れるんだと驚いた」「地震に備える心構えができた」と感想をいただきました。

~地震発生時のポイント~
①揺れを感じたら、身の安全を最優先に行動する。
②頭部を保護し、丈夫な机の下など安全なスペースに避難し、揺れがおさまるまで様子を見る。
③揺れがおさまった後、安全なスペースから出る際には、床に割れたガラスなど危ないものがないか安全を確かめる。

そのほか、会場ではAEDを使った応急救護体験や備蓄品配布、防災資料展示などが行われました。


▲AED体験


▲防災資料展示


▲備蓄品配布

■のじまスコーラ(淡路島)防災イベント:9月12日
淡路島では、西海岸にある「のじまスコーラ」にて防災イベントが実施されました。のじまスコーラ裏の体育館をメイン会場として開催された本イベントには、淡路消防署のほか、淡路島内でパソナグループが運営している店舗にてガスを供給いただいている井本産業株式会社様、綜合警備保障株式会社(ALSOK)様などにもご協力いただき、多くのコンテンツを実施いたしました。

・心臓マッサージ講習
人が倒れているのを発見し、呼吸がない、あるいは普段通り息をしていない時に実施することが推奨されている心臓マッサージ(胸骨圧迫)。今回はALSOK様に協賛いただき、人形を使用した心臓マッサージ講習が行われました。

なんと今回ALSOK様にご用意いただいた心臓マッサージ講習用の人形は、圧迫する位置や深さ、マッサージのリズムなどを分析し、専用の機械で数値化、点数が出されるという優れもの。この日最高スコアを出したのは97点を出した女性2人!楽しみながら心臓マッサージの難しさ、ポイントを学ぶことができました。
参加者からは「思っていたより難しい」「点数が出ることで楽しみながら体験できる」などの声が上がりました。

~心臓マッサージ(胸骨圧迫)のポイント!~
①胸の真ん中(胸骨の下半分)あたりを圧迫する
②速さの目安は、1分間あたり100回~120回
③強さの目安は、圧迫している部位が約5cm沈むくらいしっかりと
④疲れてくると圧迫の速さ・強さが不安定になるため、1分~2分を目安に交代する
⑤圧迫をやめる際は、手が胸から急に離れないように注意し、胸が元の位置に戻るまで慎重に
⑥胸骨圧迫は、絶え間なく続ける

参考:ALSOKホームページ
https://www.alsok.co.jp/corporate/recommend/aed-how-to-use.html#toc3

・煙体験ハウス
煙体験ハウスでは、火災が実際に発生した際、家屋内に充満した煙の中から屋外に退避する方法を体験できます。テントの中は安全性の高い疑似煙が充満し、視界は一面真っ白。視界が悪く息も吸いにくい中、姿勢を低くしながらテントの中の仕切りを避けながらテントから抜け出す避難体験を行いました。

▲テントの中は煙が充満し真っ白!かろうじて天井付近のみ見える中、低い姿勢で進みます。

~火災時における避難のポイント!~
煙には上に溜まっていく性質があるため、かがんだ姿勢で口をハンカチ等で覆いながら移動するのが重要。
また、避難の際は視界が悪いため、緑色の避難誘導灯を目印に足元に気を付けながら避難しましょう。避難誘導灯は停電しても一定時間は明かりが消えないため、落ち着いて避難することができるとのことです!

その他にも、阪神・淡路大震災当時の写真や、能登半島地震におけるパソナグループの復興支援の取り組みを紹介した展示コーナーや、災害時の対応体験のひとつとして新聞紙スリッパ作成体験、避難所での生活体験として段ボールベッド体験のほか、屋外では消防車・救急車の展示をバックにお子様用の消防服を着ての写真撮影コーナーなどが行われました。


▲新聞紙で作ったスリッパ


▲阪神淡路大震災当時の淡路島の写真の展示


▲避難所で役立つ段ボールベッド


▲消防車・救急車をバックに記念撮影!

■淡路島防災イベント企画担当者インタビュー
今回の防災イベントを担当した、パソナグループ グループアドミ部 ファシリティマネジメントチームの髙田楓香(たかだ ふうか)さんにお話を伺いました。

―今回の防災イベントの目的を教えてください
「南海トラフ地震臨時情報」の発表や台風11号による被害等、ここ数カ月で身近に災害が発生・危険性が高まっていることを受け、一人ひとりの防災意識の維持向上、対応力の向上に加えて、災害時の避難方法や動き方についての周知を目的に、社員のみならず地域住民の皆様やのじまスコーラに訪れたお客様にもご参加いただく形で開催しました。

―コンテンツを決めるにあたって重要にしていた部分を聞かせてください
社員だけではなく、のじまスコーラに訪れた一般のお客様も気軽に参加していただくために、どの世代でもわかりやすく楽しみながら防災について知ってもらえるよう、老若男女だれもが興味を持つことのできるカジュアルかつ奥深いコンテンツの作成を心掛けました。

―防災に向けて、日々心掛けて気を付けるポイントを教えてください
どのような災害に対しても事前の準備が重要となるため、何かあったときにすぐに避難ができるように簡単な防災備蓄品バッグの作成がおすすめです!自分の家にあるものを詰めるだけで何かあったときにはこれを持てばいいのだという心の余裕に繋がります。ぜひ、避難場所や防災備蓄品の選定など10分間で良いので考えていただき、周りの方に共有いただければと思います。

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災害が発生してから考えるのではなく、常に防災の意識を持ちながら、いざという時に動くことのできる知識と準備をしておくことが重要です。
ぜひ、これを機にご自身の身の回りの防災を改めて見直してみてはいかがでしょうか。